宇宙の起源

スメラミコトの意味

日本書紀では欽明(きんめい)天皇のことを、天国排開広庭天皇(あめくにおしはらきひろにわのすめらみこと)という。皇極(こうぎょく)天皇と同一人物の斉明(さいめい)天皇のことは、天豐財重日足姬天皇(あめとよたからいかしひたらしひめのすめらみこと)と呼ぶ。どちらの天皇にも、スメラミコトという名称がついている。日本書紀はニンギシュジッダ由来の作り話で、これにも他国の神話と同じでたくさんの神が登場し、こういった歴史書の神はニンギシュジッダをシンボル的に表したものという結論だった。天皇も現人神(あらひとがみ)であったり、皇室の祖とされる皇祖神(こうそしん)と一体化した存在として認識されている。

スメラミコトのスメラと似た言葉があり、それはヒンドゥー教や仏教に出てくる須弥山(しゅみせん)で、別名スメル山とも呼ばれている。須弥山は「一なるもの」を表すという結論だった。つまりスメラミコトも日本書紀に見られるということもあり、ニンギシュジッダと「一なるもの」を表す名称という結論。ただ由来が仏教やヒンドゥー教にあるのではなく、日本書紀自体がニンギシュジッダ作なので、スメラミコトはスメルから訛(なま)ったものではない。これは各国の神話に類似の物語が見られるように、少し表現を変えたものの一種と考えられる。例えばキリスト、クリシュナ、モーゼ、ビラコチャ、ロームルス、アブラハムなど各地の神話の神が、赤子時代に虐殺者から逃れるため様々な名称の川に流されたが、人物名、川の名前は違っても物語の根幹パターンは類似しているように。 

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