宇宙の起源

五行思想、四大元素、自然の循環システム

ホピ族の神話ではトクペラ(無限宇宙)がソツクナング(ニンギシュジッダ)を創造し、ソツクナングはトクペラの指示通りに宇宙を秩序正しく整え、水、風、生命を作った。類似の宇宙創生の話は各宗教でも見られる。

例えば西アフリカのフラニ族の神話では、始まりのとき巨体な一滴の乳だけがあり、それから創造神ドゥーンダリがやってきて、石を作り出した。石は鉄を作り、鉄は火を作った。火は水を作り、水は空気を作ったとある。マヤ文明のククルカン(グクマッツ)は四元素、即ち火・水・大地・空気(風)を司る。西洋の四大元素説では、この世界の物質は、火・空気(風)・水・土の4つの元素から構成される。古代インドやチベット仏教に出てくる聖なる須弥山(しゅみせん)は、物質を構成する四大元素の地・水・火・風でできた円盤上にそびえ立つ巨大な山とされる。中国の五行思想で万物は、火・水・木・金・土の5種類の元素からなる。これらをまとめると次のようになる。

火・水・空気・鉄・石  (西アフリカ)
火・水・空気(風)・大地  (マヤ文明)
火・水・空気(風)・土   (西洋)
火・水・風・地     (チベット仏教)
火・水・木・土・金   (中国の五行思想)

西アフリカの創造神ドゥーンダリやマヤ文明のククルカン(グクマッツ)は、ニンギシュジッダと同一という結論だった。つまり火・水・空気(風)・土、そして五行思想や四大元素は全てニンギシュジッダによって作られた。また中国の五行思想では、5種類の元素は「互いに影響を与え合い、その生滅盛衰によって天地万物が変化し、循環する」と考える。西アフリカのフラニ族でも、元素が互いに影響を与え合う記述が見られた。つまり宇宙や自然の完璧な循環システムや栄枯盛衰(えいこせいすい)も、ニンギシュジッダが生み出した仕組みということ。

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