ホピ族に伝わる宇宙創生神話

 

■遥かな昔

北アメリカの先住民ホピ族にも2匹の蛇が見られることから、ニンギシュジッダによって文化を与えられたという結論だった。そのホピ族の神話には宇宙創生について次のように語られている。

(第一の世界トクペラ)
最初の世界はトクペラ(無限宇宙)といい、当初は創造主タイオワだけがいた。あとは全て無限宇宙。始まりも終わりもなく、時、空間、形、生命もなかった。無の世界のみがあった。次にこの無限者は有限を生み出し、ソツクナングを創造してこう告げた。
「私は無限宇宙で生命を造る計画を実行するため、あなたを人として第一の力と器に造った。つまり祖父であり、あなたは甥(おい)だ。さあ、計画どおり互いに調和して働くよう、宇宙を秩序正しく整えるんだ」
ソツクナングは無限者の指示通りに計画を進め、無限宇宙から個体として現れるものを集めた。そして七つの宇宙を作った。それを終え、ソツクナングはタイオワに「これはあなたの計画に沿っているか?」と尋ねると、「上出来だ」とタイオワは答え、さらに次のように述べた。「水も同じように創造してほしい。これら宇宙に水を置いて、それぞれが等しく分けるんだ」。ソツクナングは無限空間から水として現れるものを集め、それを各宇宙に置き、それぞれが半分個体、半分液体となるようにした。彼はタイオワに言った。「わたしの仕事は、あなたの意にかなったものでしょうか」。するとタイオワは次のように答えた。「上出来だ。次に、風についても同じように頼む」。ソツクナングは無限宇宙から風となるものを集め、それを各宇宙のまわりを穏やかに動くように配置した。タイオワはこれを喜び、「甥(おい)よ、私の計画に従ってよく仕事をしてくれた。あなたは宇宙を創造し、個体、水、風を作って正しく配置した。だがまだ完成ではない。生命を造り、私の宇宙計画の四つの部分ツワカキを完成するんだ」

ここに出てくるタイオワとは「一なるもの」のこと。この神話もニンギシュジッダによるものという結論。アヌンナキの歴史を読み進めていくとソツクナングは大洪水によって人間を滅ぼすエンリルであり、またホピ族の神話に登場するクモ女に大洪水がおこることを教えて生き延びるよう手助けした神でもあるので、それはアヌンナキではエンキのことになる。シュメール神話がニンギシュジッダを表した創作という結論なので、エンリルもエンキもニンギシュジッダを表し、つまりソツクナングもニンギシュジッダを指す。ソツクナングは「一なるもの」である無限宇宙から生まれたわけだが、つまりニンギシュジッダは無限宇宙の代理人と言える。

また地球に存在する水や風が、創造主タイオワの意思によってソツクナング(ニンギシュジッダ)が無限空間から作ったという内容は、水や風の由来の答えとなる。

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参考文献
ホピ 宇宙からの聖書/フランク ウォーターズ


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