このハンドバックを持つ絵は、メソポタミアで数多く見られる。つまりこれらがメソポタミアでのニンギシュジッダ。
そしてハンドバックの反対の手には、松ぼっくりを持っている。
ニンギシュジッダであるアイオーンの足下には、2匹の蛇のカドゥケウスの杖、ニワトリ、松ぼっくりが描かれている。つまり松ぼっくりもニンギシュジッダの象徴。
松ぼっくりを持った魚人アプカルルもニンギシュジッダのこと。この魚の服はシュメール神話ではニビルの服とされている。アプカルルはオアンネスともされ、エンキの場合もある。つまりエンキもニンギシュジッダのこと。浮き彫りには、ハンドバックを持ったアプカルルが二人向かい合わせで出てくる。これは実際の出来事を描いているのではなく、獅子像やスフィンクスが二体あるのと同じで、ニンギシュジッダのシンボルで描かれたデザイン。