アボリジニのブーメランやディジュリドゥ

オーストラリアの東にあるカーナーヴォン国立公園の壁画に、アボリジニのブーメランが見られる。紀元前1万7500年頃のものとされ、少なくとも3650年間は使用された場所。

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ブーメランはオーストラリア以外でも発見されている。紀元前2万1000年頃のマンモスの牙で作られたブーメランが、ポーランドの洞窟(Obłazowa Cave)より見つかっている。紀元前7000年頃には北アメリカの壁画にブーメランが描かれていた。エジプトでもブーメランが描かれた遺物が見つかっている。下のエジプトの画像ではブーメランと共に有翼円盤、ライオン、雄牛の角と太陽、鷲(わし)が描かれているので、ブーメランもニンギシュジッダ由来という結論。

アボリジニの楽器ディジュリドゥは、いつ頃から作られ始めたのかは文献が存在しないので証明が不可能とされている。しかし、アボリジニのブーメランの壁画が紀元前1万7500年頃に見られたということは、少なくともその頃にはニンギシュジッダとの接触があり、ディジュリドゥも存在していた可能性がある。

ディジュリドゥの呼び方は地域によって違いがある。オーストラリア北部のアーネムランド内の南西ではマゴ、北東ではイダキ、クィーンズランド州北部ではイギイギなどと呼ぶ。日本に出回っているディジュリドゥの多くはイダキ。イダキは楽器自体が神であり、楽器の中にも神が宿っているとされている。木や万物に神が宿るという思想はアニミズムと言い、南北アメリカや縄文人など先住民にも見られる思想。また樹木崇拝ともつながる。ニンギシュジッダは動物や道具などあらゆるもののシンボルであり、つまりあらゆるものに宿る神ニンギシュジッダがディジュリドゥも伝えた。


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