4章 紀元前2000年頃〜紀元前1年

■紀元前2000年頃

ミノア文明

古代ギリシャのクレタ島でミノア文明が栄える。

ファイストス宮殿のファイストスの円盤は、黄金比の渦模様。


ニンギシュジッダがアメリカ大陸へ

「シュメール神話の粘土板要約」
エンリルにバベルの塔を破壊されたマルドゥクはエジプトに戻るが、そこはニンギシュジッダが主権を握り、マルドゥクの計画通りになっていなかった。そこでマルドゥクはニンギシュジッダをアメリカ大陸に追放した。こうしてエジプトでマルドゥクは自身を新しい宗教の最高神ラーとし、独裁国家となる。マルドゥクはスフィンクスの顔をニンギシュジッダのライオン顔から息子アサルの顔に変えた。そしてエンキはプタハ、ニンギシュジッダはテフティと呼ばれた。


メキシコのアステカ神話

メキシコのケツァルコアトルも無という結論だった。

ケツァルコアトルは農耕神、トウモロコシの提供者、死と復活の象徴、風の神、金星の神、明けの明星などの象徴で、処女である母チマルマンから生まれた。次の画像ではケツァルコアトルにも黄金比の渦模様が見られる。
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またアステカ神話の神エエカトルは風の神で、ケツァルコアトルの一側面。さらに神ショロトルはケツァルコアトルの双子。犬の姿をしたマヤ族の雷獣、死と嵐と稲妻と火の神。また螺旋状の風の神、巻貝などを身につけ、骸骨(がいこつ)の姿としても描かれた。

神トナティウは太陽神で、手に有翼円盤を持ち、鷲の羽根飾りを身にまとっている。つまりアステカ神話も共通のシンボルで作られている。


メキシコのマヤ文明

マヤの創成神話も各地の神話と類似点が見られた。マヤの予言書ポポル・ヴフでは「無」を原初の海と表している。そして最初から「在りて在る者」のテペウとクグマッツ(ククルカン)という2柱の神が、原初の海から大地を作り、谷、川、動植物、人間の順で作った。失敗を重ねた後、最終的にはトウモロコシから人間を作るとうまく出来たため、トウモロコシはマヤ文明で神聖な穀物となった。

マヤ文明の遺跡チチェン・イッツァのボールコートと戦士の神殿には、切込み接(は)ぎの石積みと蛇の頭像がある。

ククルカンの神殿には2匹の蛇の頭像があり、階段側面に影ができることで蛇の体がジグザグになって現れ、下部の頭像と合体する。ジグザグ模様も2匹の蛇も共通のシンボルだった。ククルカンは別名クグマッツとも呼ばれる神。この世界や人間を創った創造主で、最初から「在りて在る者」。つまり無と同じ真理を表す。

戦士の神殿も2つの黄金比を重ねた時にできる比率で設計されている。

グアテマラ北部、マヤ文明の祭祀センターのサン・バルトロの壁画にも、黄金比の渦模様が見られる。

こういったことから、マヤ文明にある無数のピラミッドも存在X由来という結論。


マヤ文明の出土品

マヤ文明の出土品にも共通のシンボルが見られる。例えば胸を触る女神像。

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次の左の画像は、マヤ文明の子供を前向きに抱く女神像。同じものは北アメリカのトーテムポールやトルコのギョベクリ・テペでも見られた。

マヤ文明の八芒星や渦模様。

マヤの八芒星4

メソポタミアのシンボル表。左上に八芒星。

マヤ文明の1匹の蛇と渦模様。背面の八芒星。
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マヤ文明の宇宙船。
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■紀元前1000年頃

イタリアのサルデーニャ島

地中海のサルデーニャ島でも胸の出た女神像、切込み接(は)ぎの石積み、巨人伝説、ジッグラトが見られる。伝説ではサルデーニャ島の先住民は巨人で、それがカブラスの石像。

三角形の入り口。


■紀元前950年頃

ソロモン神殿完成とヒラム・アビフ

次の1905年に公表されたソロモン神殿の平面図にも、黄金比の比率が見られる。

ソロモン神殿にはボアズとヤキンという柱があり、上にはザクロが置かれていた。ザクロもメソポタミアで見られ、シンボルだった。

ソロモン神殿には日本の神社などで見られる2体の獅子像もあったとされ、旧約聖書には次のように描かれている。

(ソロモンが自分の宮殿を建てた内容について)

列王記上
7:36
そのささえの表面と鏡板には、それぞれの場所に、ケルビムと、雄獅子と、なつめやしの木を刻み、その周囲には花模様を刻んだ。

10:18
(ソロモン)王は大きな象牙の王座を作り、これに純粋な金をかぶせた。

10:19
その王座には六つの段があり、王座の背には子牛の頭があり、座席の両側にひじかけがあり、そのひじかけのわきには二頭の雄獅子が立っていた。

ケルビムとは人間、獅子、牛、鷲(わし)の4つの顔を持つ生き物。ナツメヤシも生命の樹の樹木崇拝で見られた。象牙はゾウからで、つまりここに出てくる動物は全て共通のシンボル。

ソロモン神殿は建築家ヒラム・アビフが建設したとされる。フリーメイソンの儀式では、スコティッシュライトの階級を含め全33階級中、下から3番目の親方階級に昇進する際、志願者をヒラム・アビフに見立て、その殺される顛末(てんまつ)を疑似体験させる。その後、志願者は親方として蘇生(そせい)する。内容は次の通り。

「ヒラム・アビフは建築家の集団を、親方、職人、徒弟(とてい)に分け、秘密の合言葉やサインを決めた。だがある時、ヒラムの名声を妬んだ3人の職人が、彼に合言葉を聞き出そうと詰め寄った。しかしヒラムは断り、殺害される。遺体は埋められたが、そこに生えてきたアカシアによって弟子たちに発見され、『ライオンの握手法』と呼ばれる特殊な握手でヒラムは復活した。」

フリーメイソンの伝承では、このヒラム・アビフがフリーメイソンの始祖とされている。このヒラム・アビフが死んで復活する「死と再生」の話も、エジプト神話のオシリス、アステカ神話のケツァルコアトル、ギリシャ神話のアドニスなど、各神話の神に見られる共通点。アドニスの場合は、殺されて彼の流した血からアネモネの花が咲いたとされている。つまりヒラム・アビフの死も他神話と共通している。また古代中国の神の伏犠(ふっき)と女媧(じょか)は2匹の蛇で無のことだったが、手にはフリーメイソンのコンパスと直角定規を持っていた。そしてソロモン神殿に黄金比の比率が見られた。つまりヒラム・アビフも無をシンボル的に表した存在。

ライオンの握手法など、フリーメイソンは会員同士を握手やサインで見分ける。下の画像はフリーメイソンの握手。
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フリーメイソンは無を崇拝している宗教ということであり、それは他宗教や神話と同じ。


契約の箱とモーゼ

ソロモン神殿は契約の箱を保管するために建てられた。契約の箱はアカシアの木で作られ、上部にはケルビム(智天使)が2体が乗せられた。死んだヒラム・アビフの遺体からアカシアが生えてきたので、これも無のシンボル。さらに樹木崇拝ともつながる。

契約の箱は、マナの壺、アロンの杖、モーゼの十戒が刻まれた石板を収めた箱。このモーゼも1匹の蛇の十字架を持っているので、無をシンボル的に表した存在。「奴隷扱いを受けていたイスラエル人はモーゼの助けでエジプトを離れた。しかし道中の苦しさゆえに神とモーゼを非難した。そこでモーゼは旗(はた)ざおの先に青銅の蛇を掲げた。・・・」
この旗ざおの十字架、もしくはT字の杖もシンボルということ。T字はギョベクリ・テペの石柱の形に見られた。またこれらの話も架空の物語という事になる。

1匹の蛇はギリシャ神話のアスクレピオスの杖、ローマ神話のアイオーンに見られた。

フリーメイソンのトレーシングボードのハシゴの部分にも、1匹の蛇が巻きついた十字架のシンボルが見られる。こういったことからも、モーゼも無を表すシンボル的な存在という結論。


■紀元前900年頃

トルコのカウノス

トルコにある古代都市カウノスにも、切込み接(は)ぎの石積みがある。ここには岩盤をくり抜いて作った遺跡もある。

一つ上の画像の岩盤に彫刻された建物のデザインは、サバジオスやタニトの浮き彫りに見られる。三角形の屋根、柱、その2つの接合部分が太いなどが共通。


■紀元前800年

スキタイ

紀元前800年〜前201年頃まで、イラン系遊牧騎馬民族スキタイはウクライナを中心に活動していたとされる。

スキタイ美術でも共通のシンボルが見られる。ここでは下部の生命の樹のナツメヤシ、上部のライオン。

次は、ナツメヤシ、渦模様、女神。スキタイの女神はギリシア神話の海の怪物セイレーンと同じポーズ。

スキタイのトヴスタ・モヒーラ古墳出土の、胸飾りの黄金比の渦模様。

黄金のベルトタイトルの無数の渦模様。

 ■紀元前778年

中国の秦(しん)

地図の中央より左の緑色が秦(しん)。
秦

秦(しん)という漢字は、舂(うすづ)くと禾(いね)からできている。舂(うすづ)くは、穀物などを臼(うす)に入れて杵(きね)など棒状のものでつくこと。禾(いね)は稲のこと。つまり稲を臼(うす)に入れて杵(きね)でつくという意味。

杵(きね)は臼(うす)に入れた穀物などをつくための木製の道具。脱穀や餅つきなどに用いる。竪杵(たてぎね)と横杵(よこぎね)の2種類がある。日本の餅つきでは横杵(よこぎね)を使用する。

杵(きね)は金剛杵(こんごうしょ)のことでもあり、アイオーンの胸やギリシャの神ゼウスの手にも見られる。

この秦(しん)という漢字は無を表すシンボルということ。


■紀元前776年

古代ギリシャのオリュンピア祭(オリンピック)

記録に残る最初のオリュンピア祭(オリンピック)が、古代ギリシャのオリュンピアで行われた。これはゼウスの神殿が建てられた競技場(スタディオン)で開催された。

古代ギリシャのオリンポス山と、ギリシャ神話のオリュンポス十二神がオリンピックの語源。オリュンピア祭は最高神ゼウスが始めたとされ、ゼウスに捧げられた。オリンピックにおいて選手たちはゼウスに宣誓し、彼に対して忠誠を誓う。こうして5日間の祭りで一つの神を拝み、結束した。

アイオーンの胸には稲妻の金剛杵(こんごうしょ)があり、ゼウスの手にも見られる。他の像では鷲(わし)のシンボルも見られる。


■紀元前753年

古代ローマ帝国

古代ローマ帝国の王政時代が始まる。ロームルスに始まる伝説上の七人の王が治めていたとされる。

このローマ帝国の初代王ロームルスも、無のシンボル的な存在という結論。理由は赤子時代の話にある。ロームルスは母シルウィアと軍神マールスの間に、双子の子供として生まれる。しかし叔父(おじ)アムーリウスは、王位を継ぎうる双子の子を殺すように兵士に命じる。だが兵士は幼い双子を哀れんで、彼らを籠(かご)に入れて密かに川へと流す。ティベリス川の精霊ティベリーヌスは川を流れる双子を救い上げ、川の畔(ほとり)に住む雌狼(めすおおかみ)に預ける。やがて羊飼いファウストゥルスが双子を見つけると、妻アッカ・ラーレンティアと相談して引き取ることにした。彼の妻であるアッカ・ラーレンティアの正体は女神ケレースだった。
この赤子時代に籠(かご)に入れて川に流される話は、他の神話でも見られる。例えば旧約聖書のモーゼ、ギリシャ神話のゼウスとダナエーの子ペルセウス、始皇帝の再誕というお告げがあった日本神話の秦河勝(はたのかわかつ)。ゼウスとモーゼは無という結論だった。これらについては後述している。

■紀元前668年

シュメール神話の粘土板

シュメール神話では、粘土板はエンキがアダパの子孫エンドゥブザルに筆記させたとある。それはニビルから始まり、地球での今日までの出来事と決断を記録に残し、未来の世代への道標(みちしるべ)となるように。粘土板は昔メソポタミアと呼ばれた地域のアッシリアの首都ニネヴェのアッシュールバニパルの図書館で発見される。ここは紀元前700年から紀元前600年の間に設立された。粘土板の文書記録は3万点以上。シュメール神話もエンキも架空の物語で、無を表すという結論だった。

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■紀元前591年頃

スーダンの都市メロエのピラミッド

メロエ王国の小型のピラミッドにも、切込み接(は)ぎの石積みが見られる。


■紀元前575年

新バビロニアのイシュタル門

新バビロニアにイシュタル門が建設される。

壁にはムシュフシュ、ライオン、牛(オーロックス)の絵が見られる。ムシュフシュは毒蛇の頭、ライオンの上半身、鷲(わし)の下半身、サソリの尾を持つ。これら全て共通のシンボルだった。


■紀元前520年頃

アケメネス朝のペルセポリス

ダレイオス1世が建設したとされるペルセポリスにも、切込み接(は)ぎの石積みが見られる。

メソポタミアの松ぼっくりを持つ浮き彫りの頭の上に、フルール・ド・リスという紋章が見られる。

このフルール・ド・リスもペルセポリスで見られる。次の画像の左の植物の下に彫刻されている。

このフルール・ド・リスの上に乗る植物は壁画にも見られる。そこには12枚花弁のシンボルも見られる。

またこの植物と同じ模様が、メソポタミアの生命の樹に見られ、そこにはハンドバックや松ぼっくりのシンボルもある。下の左がペルセポリス、右がメソポタミアの生命の樹。これも世界各地に見られる樹木崇拝と共通する。つまりペルセポリスに見られる彫刻もシンボル。

ニンギシュジッダ

次はペルセポリスの第10代目の王アルタクセルクセス3世の墓に見られる壁画。そこには共通のシンボルの弓矢、有翼円盤、三日月、段々のある台座が彫刻されている。弓矢を持つ人物は、有翼円盤のフラワシと同じポーズをしている。
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アルタクセルクセス3世の墓

台座の段々のデザインもタニトやメソポタミアで見られる。メソポタミアでは弓矢のシンボルも見られる。

次はイラン西部のケルマーンシャー州にあるベヒストゥン碑文。ここでも有翼円盤、弓矢を持った人物が見られる。この弓矢の人物に踏みつけられている人物が手を上に上げている。これものシンボル図で見られる。

メソポタミアの寝そべった人物が手を上に上げたシンボル。

次もペルセポリスの浮き彫り。どの王かは不明だが、王の前の三角の置物がシンボル。
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三角の置物はイランの西南部、紀元前1100年代のエラム王国の都スーサより出土の石彫(いしぼ)りに見られる。ここには三日月、8芒星があるので共通のシンボルということ。

このペルセポリスの有翼円盤と三日月の壁画の下に、角丸(かどまる)四角形の装飾がある。これもシンボルとなる。

ダレイオス1世が建設したとされるペルセポリスには切込み接(は)ぎの石積みがあり、王の墓とされる場所やアケメネス朝の国旗にも、共通のシンボルが見られる。


ナクシェ・ロスタム

ペルセポリスの北部にはナクシェ・ロスタムの遺跡がある。ここにもシンボルが見られる。

ナクシェ・ロスタムの岩壁の高いところに、4つの十字の墓が彫られている。4つの墓はダレイオス1世、クセルクセス1世、アルタクセルクセス1世、ダレイオス2世のものと言われているが、はっきりとはしていない。十字は2つの黄金比を重ねてデザインされている。

十字のシンボル。

岩壁の近くのカアバイェ・ザルトシュトには、切込み接(は)ぎの石積みがある。

このカアバイェ・ザルトシュトも、2つの黄金比の比率で設計されている。
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■紀元前300年頃

タフティ・サンギン遺跡

タフティ・サンギン遺跡はタジキスタンの南に位置する。ここのオクス神殿にも黄金比の比率が見られる。またこの神殿がT字になっているが、T字もトルコのギョベクリ・テペの石柱に見られるシンボルだった。

タフティ・サンギンのオクス神殿2

タフティ・サンギンのオクス神殿3

タフティ・サンギンのオクス神殿4

タフティ・サンギンのオクス神殿5


■紀元前250年頃

ペルガモン

トルコのペルガモンには、神ゼウスを祀った神殿があった。

ドイツのペルガモン博物館の再建された神殿にも、切込み接(は)ぎの石積みが見られる。


■紀元前210年頃

秦の始皇帝

中国の秦(しん)の始皇帝が49歳で死去したとされる。紀元前221年に史上初の中国統一を成し遂げると最初の皇帝となり、万里の長城、兵馬俑(へいばよう)、秦始皇帝陵の建設などを行う。始皇帝陵の存在は、史記など古代中国の歴史書に記されていた。秦(しん)という漢字は舂(うすづ)くと禾(いね)からできていて、無を表す漢字という結論だったが、他にもシンボルが見られる。

西安(せいあん)にある始皇帝陵もピラミッドとなっている。

この始皇帝陵の敷地とピラミッドの位置も、2つの黄金比の比率で設計されている。

始皇帝陵を取り巻くように配置された兵馬俑(へいばよう)も始皇帝が建設したとされ、ここには8000体以上の兵士の人形があり、同じ顔のものがない。

紀元前214年には始皇帝によって万里の長城も建設された。


中国の西安のピラミッド

始皇帝陵がある西安には、少なくとも29個のピラミッドが存在する。グーグルマップ(34°22’28.75″N108°41’12.21″E)


中国の銅鏡

紀元前200年頃の中国の銅鏡。ここにも黄金比の渦模様などのシンボルが見られる。

上の銅鏡のギザギザの八芒星はメソポタミアで見られる。この銅鏡は内と外の二重丸のデザインで、エジプトの装飾品にも見られる太陽のシンボルと同じ。

次の銅鏡には、渦模様、黄金比、菱形。

菱形模様はトルコのギョベクリ・テペや、ペルセポリスの有翼円盤がある壁にも見られるシンボル。

中国の後漢の銅鏡。黄金比、二重丸、ジグザグ模様。

ジグザグ模様もトルコのギョベクリ・テペの石柱に見られた。

次の銅鏡は漢の時代のもので、秦滅亡後の次の時代にあたる。ここには黄金比の渦模様、16芒星のシンボル。

16芒星はメソポタミアのハンドバックを持つ腕、皇室の菊花紋、ギリシャ近くの出土品では黄金比の渦模様とともに見られる。


中国と日本の銅鐸(どうたく)

銅鐸(どうたく)も青銅器で、渦模様、黄金比、ジグザグ模様が見られる。

三重県の銅鐸。

上の銅鐸(どうたく)の渦模様の下にイノシシが彫刻されている。イノシシもギョベクリ・テペの石柱に見られた共通のシンボル。

ジグザグ模様と菱形模様。

■紀元前200年頃

ナスカの地上絵

ナスカの地上絵にも渦模様のシンボルが3つほど見られる。

ナスカの長い直線図の端に渦模様。

猿の地上絵のシッポにも渦模様のシンボルが見られる。

ペルーのナスカ郊外にあるパレドネス遺跡の水路は、黄金比の渦巻きでできている。中には水が流れており、現在も農業用水として使用している。

コロンビアのシヌー地方で発掘された黄金ジェットにも、渦模様のシンボルが刻まれている。コロンビアとナスカの地上絵のあるペルーは場所が近い。


ペルーの頭蓋骨

ペルーのイカ市の博物館には、後頭部が異常に大きい頭蓋骨が展示されている。イカ市はナスカの地上絵の近くで、この頭蓋骨が発見された。複数あり、これが何を意味しているのか不明だが、エジプトのメンフィスの墓の壁画にも、後頭部が大きい巨人の絵が描かれていたりする。

南米のエクアドルのチョレラ文明やトゥマコ地方からも、後頭部が大きい像が発掘されている。それはエジプトのファラオの正妃ネフェルティティの大きな後頭部とも同じ。


チリのアタカマ砂漠

アタカマ砂漠にも無数に地上絵が描かれており、その一つに両手を上げるポーズの絵がある。

両手を上げるポーズも世界中で見られるシンボルで、両手に蛇を持っている物もある。

アタカマ砂漠はナスカの地上絵と同じ南米の太平洋側にある。


南アフリカのフェールヌークパン

年代は不明だが、南アフリカのカラハリ砂漠のフェールヌークパンには、黄金比の渦の地上絵が描かれている。これは直径が約175m。Google Map(-30° 0′ 21.64″, +21° 6′ 21.69)


■紀元前100年頃

ヨルダンのペトラ遺跡

ペトラのエル・カズネにも共通のシンボルが見られる。

エル・カズネの正面の三角屋根と柱は、次のサバジオスの浮き彫りの建物と同じ。

トルコのペルガモンの神殿も、サバジオスの浮き彫りと同じデザイン。ここには切込み接(は)ぎの石積みもある。

またレバノンのバッカス神殿やギリシャのパルテノン神殿も、同じデザイン。


サウジアラビアのマダイン・サーレハ

紀元前100年頃のサウジアラビアの都市マダイン・サーレハにも、岩盤をくり抜いて作った遺跡がある。入り口付近の三角屋根と柱はサバジオスの浮き彫りと同じ。

サバジオスの浮き彫りの三角屋根と柱。

さらにこの三角屋根の上部には、階段ピラミッドのデザインが見られる。これも共通のシンボルで、イランのジーロフト文化やボリビアのティワナクで見られた。

サウジアラビアのアル・ナスラの巨石は、レーザーで切ったように一つの石が二つに分かれている。これは宇宙卵(うちゅうらん)で、天地創造を表す。


レバノンのバールベック

レバノンのバールベックには、祭神のジュピター(ユーピテル)、バッカス(バックス)、ビーナスを祀る三つの神殿がある。ジュピター(ユーピテル)、バッカス(バックス)は無を表すという結論だった。

ここでも切込み接(は)ぎの石積みが見られる。

バールベックにも巨石が横たわり、重さは最大2000トンと見積もられている。


■紀元前80年

スペインのセゴビアの水道橋

政治家ユリウス・カエサルの共和政ローマ期のセゴビアの水道橋(すいどうきょう)は、全長728m。ここにも切込み接(は)ぎの石積みが見られる。

 

■紀元前50年

メキシコのテオティワカン

テオティワカン文明には月のピラミッド、太陽のピラミッド、ケツァルコアトル神殿がある。太陽も月もケツァルコアトルも無のシンボルだった。

ケツァルコアトル神殿には、切込み接(は)ぎの石積みと黄金比の渦模様がある。


■紀元前27年

ローマ帝国の鷲(わし)の国旗

紀元前27年からのローマ帝国の国旗は鷲(わし)のデザイン。これと似たデザインはイランのジーロフト文化やトルコのギョベクリ・テペの石柱に見られた。

イランのジーロフト文化の鷲(わし)。

トルコのギョベクリ・テペの石柱の鷲(わし)。
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■紀元前20年頃

ヘロデ神殿の拡張

ヘロデ神殿は、ソロモン神殿破壊後に再建された第二神殿をヘロデ王が拡張したもの。ヘロデ神殿も紀元70年のユダヤ戦争で破壊され、「嘆きの壁」がその時に残った部分とされる。
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嘆きの壁のそばにあるウエスタン・ストーン(Western Stone)は幅13m、重さは約570トンの巨石。


■紀元前12年頃

キリスト、仏陀、ビシュヌ、シヴァ、アラー、悪魔バフォメット、大天使ミカエル、アブラハムの共通点

この頃、イエス・キリストが誕生したとされる。キリスト教の悪魔バフォメットは山羊の頭を持っている。雄(おす)の容貌だが、胸の膨らみがあるなど両性具有の特徴がある。無も女神像としてや、ゼウスやミトラのように男神として、男女二つの面を持って表される。つまりバフォメットも無をシンボル的に表したもの。

バフォメットの腹部に、2匹の蛇の杖カドゥケウスが見られる。これも存在Xであるアイオーンの足元に描かれていた。

山羊(ヤギ)の頭は、サバジオスの手に描かれている。

バフォメットの両手の形が、サバジオスの手と同じ形になっている。

バフォメットの両側に三日月が描かれている。これもサバジオスの手に乗る人物の頭の上や、古代エジプトの装飾品のホルスの目の上部にも見られた。

また、キリスト教で光をもたらす者という意味をもつ堕天使(だてんし)にルシファーがいる。明けの明星(みょうじょう)という意味であり、堕天使の長であるサタンの別名。

南米のケツァルコアトルも、明けの明星と言われている。その耳には黄金比も見られた。
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旧約聖書の創世記でサタンは最初の女性イヴに嘘をついて騙し、神から食べると死ぬと言われていた善悪の知識の木の実を食べさせた。ここでのサタンは木に巻きついた1匹の蛇として描かれている。これは樹木崇拝とも合致し、同じ構図はアイオーンの体に巻きついた蛇やアスクレピオスの杖として見られた。

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ルシファーと双子の兄弟と言われることもある大天使ミカエルは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教においてもっとも偉大な天使の一人。ミカエルは右手に剣、左手には魂の公正さを測る秤(はかり)を持つ姿。秤(はかり)もサバジオスの手で見られたシンボル。

イエス・キリストにも同じ共通点が見られる。1100年代に制作されたアギア・ソフィア大聖堂のキリストの絵と、1118年のキリストのモザイクに描かれた聖母マリアと小さなキリストの手は、バフォメット、サバジオスの手と同じ形になっている。

さらに新約聖書のヨハネの黙示録22章16節には、次のようにある。「わたし(イエス)はダビデの根、また子孫、輝く明けの明星である」。つまりキリストは明けの明星であると述べている。ルシファー、ケツァルコアトルも明けの明星だった。これらが意味するところは、キリスト、バフォメット、ルシファー、サタン、大天使ミカエルは無のシンボルということ。

仏教でも、明けの明星という言葉が見られる。釈迦(しゃか)は12月8日の夜明け近く、明けの明星が輝く頃、35歳でついに悟りを開いた。その時のナーガに守られたブッダ像では、下から蛇が巻きついて、頭の上から顔をのぞかせている。同じデザインはアイオーンにも見られた。またグノーシス主義セツ派に登場するアウトゲネースはアイオーンであり、ギリシャ語で「自ら生まれた者」の意味で、キリストと同一視されている。

ナーガは釈迦が悟りを開く時に守護したとされる蛇神(じゃしん)。仏教の八大竜王の多くが、もとはインド神話のナーガラージャのこと。ナーガラージャとは2匹の蛇が絡み合った蛇神。

アフガニスタン東部のガンダーラの仏陀像では、共通のシンボルも見られる。

仏陀の光背の縁(ふち)のジグザグ模様。ギョベクリ・テペの石柱や、黄金比がある中国の銅鏡でも見られる。

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仏陀の足首の左右に菱形模様。これはギョベクリ・テペの石柱やペルセポリスの壁画に見られた。

仏陀の太もも左右に見られる縦横のマス目は、南米エクアドルのタヨス洞窟の出土品に見られた。タヨス洞窟のものは、角、2匹の蛇、太陽、ゾウ、三日月、縦横のマス目、右端の菱形の模様などのシンボルも見られる。

ガンダーラの仏陀像は右の手のひらを見せている。このポーズもタニトとともにシンボルとして見られる。タニトにも三日月、太陽、ジグザグ模様が見られ、共通のシンボルという結論だった。

つまり手のひらを見せるポーズも共通のシンボル。次の中央の画像の女性も、右の手のひらを見せている。その上に左から太陽、リンガ(男性器)とヨーニ(女性器)、三日月がある。リンガは右の画像のシヴァの象徴で、シヴァも1匹の蛇、三日月、三叉槍(さんさそう)があり、手のひらを見せている。日本の大仏も同じポーズだが、つまり全ては共通のシンボルで表されている。

ヒンドゥー教の釈迦(仏陀)はヴィシュヌの化身と見られている。ヴィシュヌは蛇神ナーガラージャと共に描かれる。ナーガラージャは2匹の蛇。またヒンドゥー教の神話では、原初の大洋の上にヴィシュヌが巨大な体をアナンタという大蛇の上に横たえ眠っているとある。無から神が生まれる他国の創成神話との類似からも、ヴィシュヌは無という結論。

ヒンドゥー教の神クリシュナはヴィシュヌの化身で、いくつかの点で物語がキリストと似ている。他にもインカ帝国の神ビラコチャ、アステカ神話のケツァルコアトル、エジプトの神ホルス、蛇の杖を持つモーゼ、ローマ帝国の建国者ロームルスも無という結論だったが、この5人とも似た話がある。また旧約聖書のアブラム(アブラハム)やイランのゾロアスター教の英雄フェリドゥーンにも類似の話がある。アブラム(アブラハム)もフェリドゥーンも無のことという結論になる。

「処女からの誕生」
・キリストは処女マリアから生まれた。
・ビラコチャは処女カビリャカから生まれた。
・ケツァルコアトルは処女キマルマンから生まれた。
・ホルスは処女イシスから生まれた。

「赤子の時、追っ手から逃げている」
・赤子のキリストは、ヘロデ王の虐殺から逃れるために、ナイル川を渡ってエジプトに行っている。
・赤子のクリシュナは、カンサ王の虐殺から逃れるために、ヤムナー川を渡っている。
・赤子のモーゼは新生児の殺害を命じたファラオから逃れるためにナイル川に流され、王族に拾われて育てられた。
・赤子のビラコチャは追ってくる父コニラヤから逃れるため、母カビリャカとパチャカマックの海岸まで行き、海に入って石になった。
・赤子のアブラム(アブラハム)の母は、ニムロデ王がアブラムを捕まえようとするのを恐れ、アブラムを連れて家から離れ、山にあるほら穴の中に3年間姿を隠した。
・赤子で双子のロームルスは叔父(おじ)アムーリウスに命を狙われ、それを哀れんだ兵士が彼らを籠に入れて密かにティベリス川へと流す。やがて羊飼いファウストゥルスが双子を見つける。
・赤子のフェリドゥーンは母と共に、両肩に蛇を生やした暴君(ぼうくん)ザッハークの虐殺から逃れるためエルブルズ山に行き、母はフェリドゥーンを牛飼いに預けた。

「授乳する女神像」
・クリシュナと母ヤショーダ、キリストと聖母マリア

・エジプトのイシス(母)とホルス(子)

イシスとホルス
エジプトのイシスとホルス

ヒンドゥー教のヴィシュヌとシヴァは無という結論だった。これにブラフマーを加えると、3人は同一のトリムルティと呼ばれる。つまりヒンドゥー教の3大神も無を表したもの。これまで各宗教の神のホルス、イシス、アフラ・マズダ、ミトラ、ディオニュソスも、無のことという結論だった。この他にもフリジアの神アッティスは、サバジオスと同一視される。

アッティスはローマで大地母神として知られたフリギアの女神キュベレーの息子かつ愛人で、ライオンが牽引(けんいん)するキュベレーの戦車の御者(ぎょしゃ=馬車を走らせる人)。つまりアッティスも無。

紀元前200年代のアフガニスタン北部の都市アイ・ハヌムからは、アッティスとキュベレーが描かれた銀製の円盤が見つかっている。そこには2頭のライオンの二輪車、三日月、16芒星が見られる。

この三日月と16芒星はメソポタミアの出土品にも見られる。そこには魚の服のアプカルル、有翼円盤、左下に毒蛇の頭とライオンの上半身・鷲の下半身・蠍(サソリ)の尾を持つムシュフシュも描かれている。これらは共通のシンボル。

キュベレーは紀元前2千年紀にはクババとして知られる。クババは手にザクロと鏡を持った婦人の姿。ザクロもシンボルとしてメソポタミアで見られた。下の左の画像のクババの右耳の後ろの髪は、渦模様のシンボルにもなっている。

このように、キリスト教、エジプト神話、アッカド神話、ミトラ教、ギリシャ神話、インド神話、仏教、アステカ神話、インカ神話の登場人物は、すべて無をシンボルで表したものということが見えてくる。

またキリスト教にはヤハウェという神がいる。これは旧約聖書および新約聖書における唯一神の名で、イスラム教ではアラーと呼び、ユダヤ教ではエロヒムやエル、一部のキリスト教ではエホバと呼ぶ。アラーは創世神話で無から万物を創造したとあり、類似の話は各国の神話で見られた。アラー、ヤハウェ、エロヒム、エル、エホバは同じもので、旧約聖書の創世記に出てくる7日間の天地創造の神。シュメール神話で天地創造の話は、紀元前45万年頃に初めて地球にやってきたエンキが行ったことだった。また旧約聖書の創世記で、エデンの園の木の実を食べたアダムとイブを追放した神は、シュメール神話でのエンリルのこと。さらに創世記で「主なる神は土のちりで人を造り、命の息をその鼻に吹きいれられた。そこで人は生きた者となった」とある。人間を作り出す実験を行ったのはエンキ、ニンギシュジッダ、ニンフルサグ(ニンマー)だった。シュメール神話も、その登場人物も無を表すという結論だった。つまり、ヤハウェ、アラー、エロヒム、エル、エホバというのは、無を表した神ということ。

イスラム教のアラーの3人の娘の名前は、アッラート、マナート、アル・ウッザーと言う。シリアのパルミラ出土のアッラートのレリーフ(1世紀)では、ヤシの枝を持ち、ライオンを従えているアッラートが描かれている。

メソポタミアの浮き彫りでは、ハンドバックと松ぼっくりを持つ2人の間に生命の樹がある。これはナツメヤシの木のことで、樹木崇拝ともつながる。つまりライオンとヤシの枝を持つアッラートは無のこと。

アル・ウッザーは、シリアでは「明けの明星」と同一視された。つまりルシファーやキリストと同じで、無のこと。アッラート、マナート、アル・ウッザーの3人が彫刻された浮き彫りでは、ライオンの上に立ち、真ん中の女性の左手の物に三日月が見える。つまりアラーの3人の娘も、無をシンボル的に表した存在ということ。

キリスト教の大天使ガブリエルは神のメッセンジャーで、マリアのもとに現れてイエス・キリストの誕生を告げた。イスラム教では大天使ガブリエルをジブリールと呼び、預言者ムハンマドに神の言葉の聖典コーランを伝えた存在。このガブリエルの手の形も、サバジオス、キリスト、バフォメットと同じ形。つまりガブリエルも無ということ。またガブリエルはルシファーと双子の兄弟と言われる大天使ミカエルと同じ翼を持ち、頭にはニンブスと呼ばれる光背(こうはい)もある。

このようにシンボルで見ていくと、キリスト、仏陀、アラー、クリシュナのような聖人とされる人物も、バフォメットやルシファーのような悪魔も、すべて無のことと見えてくる。そして仏教、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、ヒンドゥー教の信者49億人の人々は、無を崇めているという結論。これだけではなく、先住民の自然崇拝のアニミズムも無を崇めている。つまり世界中の人々が、実は同じ存在を崇めている。


光背(こうはい)

光背(こうはい)とは神や聖人から発せられる光で、ニンブスとも呼ばれる。例えばイエス・キリストと聖母マリアは、頭の後ろに丸い光背が見える。聖母マリアが抱えているのは子供時代のキリスト。光背の中の十字も共通シンボルの一つ。

受胎告知の天使ガブリエルと聖母マリアにも光背が見られる。

ステンドグラスの受胎告知

三叉槍(さんさそう)はインドのシヴァの武器で、三叉槍(さんさそう)は中国の道教の三清(さんせい)を表す。三清(さんせい)も無という結論だったが、元始天尊(げんしてんそん)、霊宝天尊(れいほうてんそん)にも光背が描かれている。

雷神・天候神であるインドラや、シヴァの異名ナタラージャにも光背が見られる。

日本の薬師如来像(やくしにょらいぞう)や釈迦三尊像には、黄金比の曲線や渦模様が見られる。つまり光背、黄金比、如来像など全て共通のシンボル。どちらの像も上部の尖った大きな光背を持ち、頭の真後ろに正円の小さな光背がデザインされている。つまり2つの種類の光背が一対になったパターン。
薬師如来像釈迦三尊像

仏教の五大明王も阿弥陀如来も無という結論だったが、光背を持っている。左の画像の中心にいる不動明王は、正円と炎の光背の組み合わせ。

不動明王のように光背が炎の時もあれば、仏陀とヴィシュヌとナーガラージャのように光背が蛇の姿で表されることもある。

古代エジプトでは有翼円盤や蛇の紀章ウラエウスに、太陽が装飾されている。

この同じ太陽は、鳥の顔を持つホルスやイシスの頭にも装飾されている。 

光背はフリーメイソンのシンボルのプロビデンスの目や仏陀にも見られる。プロビデンスとはキリスト教で「すべては神の配慮によって起こっている」の意味。日本語では「神の意志」と呼ばれる。これをキリスト教の言葉に当てはめると、「すべては無の配慮によって起こっている」。


キリストの磔刑(たっけい)、死と再生の類似

1327年建造のコソボのデチャニ修道院には、キリストの磔刑(たっけい)のフレスコ画がある。

キリストの磔刑(たっけい)の画もよく見ると、共通のシンボルで描かれたものということが見えてくる。この上部左右に2機の宇宙船が飛んでいる。右の宇宙船には8芒星、左の宇宙船の人物の後頭部には2本のヒモが見られる。これはシュメール神話では、ニビルの王権の象徴の2本の纓(えい)のある王冠だった。
デチャニ修道院宇宙船

このキリストの足元には壺(つぼ)が見られる。ディオニュソスの持つ壺(つぼ、カンタロ)も、共通のシンボルという結論だった。

磔(はりつけ)の絵と同じ構図は他にも見られ、多くの画家に模写されている。その場合、宇宙船は太陽と月で描かれている。上の右の宇宙船もよく見ると三日月型、左の宇宙船は太陽のように丸く、赤色をしている。太陽と三日月も共通のシンボルだった。

十字架はモーゼの青銅の蛇やメソポタミアのシンボルにも見られる。

磔刑(たっけい)のフレスコ画にはキリストを含め光背を持つ人物もいる。その中に天使が上部にいるが、三大天使のミカエルやガブリエルも光背を持ち、無という結論だった。加えてミカエルは天秤を、ガブリエルはサバジオスの手の形のシンボル。

天使の階級第二位で、智天使(ちてんし)の複数形のケルビムも、獅子、牛、鷲(わし)の顔を持つ。これも共通のシンボルだった。

多くの磔刑(たっけい)の絵では、十字架の足元にドクロや骸骨(がいこつ)、棺桶(かんおけ)が見られる。

アステカ神話の神ショロトルはケツァルコアトルの双子。ショロトルは骸骨(がいこつ)の姿としても描かれた。下の2つのショロトルは同じ耳飾りをつけている。つまり骸骨もシンボル。

下の画像はメキシコのマヤ文明の出土品の宇宙船。後部の尾翼(びよく)がデチャニ修道院の宇宙船と似ている。

宇宙船

フリーメイソンのトレーシングボードのシンボルは、全て共通のシンボルという結論だったが、そこにも骸骨(がいこつ)、棺桶(かんおけ)、十字架、上部左右に太陽と月も見られる。つまりキリストの磔(はりつけ)の絵は、シンボルで描かれたデザイン画ということ。キリストが磔(はりつけ)にされたのはゴルゴタの丘。ゴルゴタとは髑髏(どくろ)の意味で、髑髏(どくろ)も共通のシンボル。

次の左のフレスコ画は、デチャニ修道院の磔刑(たっけい)の絵の下に描かれた絵。手を差し伸べるキリストの背後にも、同じ尾翼の宇宙船が見られる。右のフレスコ画ではキリストと人々の背後に、同じ宇宙船らしき物体が見られる。これらは外側が白色、中側が灰色。
フレスコ画2

同じく次のキリストの復活の絵も、光背、棺桶、十字など、全てシンボルということ。

この十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目に復活する話も、他の神話で見られる。古代エジプトのオシリス神は弟のセトに殺され、妻であり妹でもあるイシスとアヌビスによってミイラとして復活する。イシス、アヌビスも無という結論だった。次の左の画像の中央がオシリスだが、その冠も黄金比があるホルスの目の装飾品の隣にいる鷲(わし)が被っている。

他にも、ソロモン神殿の建築家ヒラム・アビフは3人の職人に殺され、ライオンの握手法で復活した。
ギリシャ神話の女神ペルセポネはハーデースに連れ去られ、冥府(めいふ”死後の世界”)に行く。ゼウスがヘルメースを遣わし、ハーデースにペルセポネを解放させ帰還した。このペルセポネの浮き彫りにも、シンボルが見られる。例えばギョベクリ・テペの石柱でも見られるジグザグ模様が、ペルセポネが開ける箱の横に見られる。

ペルセポネの机の下の壺(カンタロ)は、サバジオスの手に見られる。

その壺(カンタロ)の上に8芒星が見られる。8芒星はメソポタミアの有翼円盤や三日月がある円筒印章でも見られる。

アステカ神話のケツァルコアトルは朝の日の出で復活のシンボルとされ、その双子のショロトルは日没で死のシンボルとされた。

シュメール神話に登場するイナンナ(イシュタル)と、その夫ドゥムジ(タンムーズ)にも「死と再生」の類似が見られる。

「イナンナは理由は明らかではないものの、姉のエレシュキガルの治める冥界に下る。イナンナは七つの門を通るごとに身につけたものを取り上げられ、最後の門をくぐるときに全裸になった。彼女は七柱のアヌンナの神々に、冥界へ下りた罪を裁かれた。イナンナは死刑判決を受け、エレシュキガルが「死の眼差し」を向けると倒れて死んでしまった。彼女の死体は宮殿の壁に鉤(かぎ)で吊るされた。三日三晩が過ぎ、エンキは自分の爪の垢からクルガルラ(泣き女)とガラトゥル(哀歌を歌う神官)という者を造り、それぞれに「命の食べ物」と「命の水」を持ってエレキシュガルの元へおもむき、死体に「命の食べ物」と「命の水」を振りかけるように命じた。クルガルラとガラトゥルがエンキに命じられた通りにするとイナンナは起き上がった。
イナンナが死んだ時、夫の神ドゥムジは喪にも服さず着飾っていたためイナンナは怒り、彼を自分の身代わりに連れて行くように命じた。ドゥムジはイナンナの兄ウトゥに救いを求め、憐れんだウトゥは彼の姿を蛇に変えた。ドゥムジは姉のゲシュティンアンナの元へ逃げ込んだが、最後には羊小屋にいるところを見つかり、冥界へと連れ去られた。しかし結局、イナンナは同情心から決意を曲げ、夫ドゥムジを生き返らせることにした。そして一年の内6ヶ月は、ゲシュティンアンナがドゥムジの代わりに冥界にいることになった。」

メソポタミア神話に登場するエンリルにも「死と再生」の話があり、身代わりの部分もイナンナと共通している。
「エンリルは女神ニンニルを強姦(ごうかん)し、その罪で冥界へ落とされる。エンリルが冥界から抜け出すには3柱の身代わりが必要だった。そこでメスラムタエアとニンアズともう1人の神を生み出し、これらを身代わりとして地上に帰ることができた。」

フリュギア神話のアッティスとキュベレーも無という結論だったが、この2人にも「死と再生」の話がある。「母キュベレーの嫉妬をかったアッティスは、自ら性器を切り落とし死んだ。キュベレーは嘆き彼を復活させた。」別の神話では、死んだアッティスを松の姿で復活させた。松の樹も樹木崇拝につながる。

このように妻イナンナ、夫ドゥムジ、エンリル、アッティスとキュベレー、そしてオシリス、ヒラム・アビフ、ペルセポネ、ケツァルコアトル、ショロトルは全て無で、「死と再生」はキリストだけではない。「死と再生」も共通のシンボル的な話で、キリストの復活も架空の物語という結論。よってキリストもその他の神も実在しなかった。生命の樹に見られる樹木崇拝も、樹木は冬になると葉を落とし冬眠する。そして春になると葉をつけ実や花を咲かせる。これも「死と再生」のことであり、様々な樹木が各神話の神に捧げられたり物語の中で関係する。つまり樹木崇拝と神々、死と再生はシンボルでつながる。


ブラーフミー系文字

ブラーフミー系文字、またはインド系文字は、ブラーフミー文字から派生した文字体系の一族の総称。ブラーフミー文字は南アジア、東南アジア、チベット、モンゴルのほとんどの文字体系の祖。下の地図では赤色が南アジア、オレンジ色が東南アジア、黄色にチベットやモンゴル。
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ブラーフミー系文字は例えば、ヒンディー語、ネパール語、ネパール・バサ語、サンスクリット語、ビルマ語、カンボジア語、ラーオ語、タイ語、ジャワ語、バリ語、チベット語、梵字(ぼんじ)など。

ブラーフミーは「ブラフマーの創造した文字」を意味する。ブラフマーとヴィシュヌとシヴァのトリムルティは無という結論だった。つまりブラーフミー系文字は存在X由来ということ。


0(ゼロ)の発見者

インドの数学では0(ゼロ)をシューニャと言う。それを訳すと空(くう)となる。般若心経(はんにゃしんぎょう)の色即是空(しきそくぜくう)は「万物(色)を本質的に突き詰めると実体は存在しない(空)」の意味。神秘主義思想カバラではアインは無と訳され、0で表される。また0(ゼロ)という字の形はサンスクリット語の0(シューニャ”०”)から来ている。つまり0(ゼロ)、シューニャ、空(くう)、アインは同じ意味で「無」を表す。

サンスクリット語はブラーフミー系文字で、それは存在X由来という結論だった。一般的に「0(ゼロ)を発見したのはインド人」というのが定説だが、この正しい答えは「0(ゼロ)という概念を広めたのは存在X」という結論。


インド・ヨーロッパ語族

インド・ヨーロッパ語族には英語、ヒンディー語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ウルドゥー語、ペルシア語、ウクライナ語、ラテン語などがある。下の地図はインド・ヨーロッパ語族の分布。
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例えばパニック(Panic)の語源はギリシア神話の牧神パン。パン(Pan)は人気のない所で、突然、混乱と恐怖をもたらすとされた。父親はゼウスともヘルメースともいわれ、どちらも無を表したもの。

ローマ神話のユーピテルも無だったが、その妻ユーノーはユーノー・モネータ(Juno Moneta)とも言う。モネータは「忠告する」という意味のラテン語monereが語源で、英語のマネー(Money=お金)の語源。また木星を英語でジュピター(Jupiter)というが、それもユーピテルが語源。ローマ神話で物事の始まりの神で1月の守護神であるヤヌス(Janus)は、1月(January=ヤーヌスの月)の語源。

こういった神の名が語源になっている例はたくさんある。つまり各宗教を作ったのも、インド・ヨーロッパ語族を作った人物も存在Xという結論。


北欧

スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、アイスランドの国々に住んでいたスカンディナヴィアの北欧神話は、エッダという二冊の書物におさめられている。古い方は1056年までのことを、後の方は1640年までのことが書いてある。

エッダの創世神話は次のようになっている。昔は上に天もなければ下に土地もなく、ただ底なしの大洋と、霧のような世界があるばかりで、その世界の中には一つの池があふれていた。霧の世界の南方には光の世界があった。空に水蒸気が起こって雲ができると、その雲からユミルと呼ぶ霜(しも)の巨人およびその一族と、牝牛(めうし)のアウズンブラが生まれた。アウズンブラから生まれた人間の姿をした神は、巨人族の娘を妻にして、オーディン、ヴィリ、ヴェーという三人の兄弟を作った。

無から神が生まれることや巨人という共通点から、北欧神話も存在X由来という結論。ここに登場したオーディン(Odin)は北欧神話の主神にして戦争と死の神で、一時はWodenと綴(つづ)ったことがあり、水曜日(Wednesday)すなわち一週の4日目の語源となっている。そしてオーディンの最初の子の雷神トール(Thor)は、木曜日(Thursday)の語源。

オーディンは北欧の古文字のルーン文字を発明したとされる。つまりこれも存在X由来ということ。ルーン文字はスカンディナヴィアでは1500年頃まで用いられた。

ゲルマン語派はインド・ヨーロッパ語族のうちの一語派。次の上側の文字がルーン文字で、下側はゲルマン語派。両方に共通した字形。
Oldrune


■紀元前4年

伊勢神宮に見られる黄金比

この年に内宮が伊勢に鎮座したとされる。

伊勢神宮の外宮(げくう)と内宮(ないくう)にも、黄金比の比率が見られる。階段幅も、2つの黄金比を重ねた時にできる比率。

内宮の平面図は、ちょうど黄金比の大きさになる。

伊勢神宮の神紋にも、共通のシンボルが見られる。神紋の中央の丸は、タニトでは太陽の丸。

神紋の十字も、メソポタミアの浮き彫りの胸に見られる。

神紋が菱形になっているのも、ギョベクリ・テペやペルセポリスで見られた。

また伊勢神宮にも樹木信仰がある。式年遷宮(しきねんせんぐう)の用材となるヒノキを切り出す御杣始祭(みそまはじめさい)と、御木曳(おきひき)と呼ばれるヒノキを五十鈴川(いすずがわ)から内宮(ないくう)と外宮(げくう)まで運ぶ行事がある。この用材を御神木(ごしんぼく)と呼ぶ。つまり樹木を崇めている。