宇宙の起源

ベンベン

エジプトのベンベンはピラミッド型の石。次の左の画像では有翼円盤が刻まれている。


ベンは「何回も生む・生まれる」という意味で、ベンベンは「何回も何回も」で永遠を意味し、再生と復活をつかさどる精霊が宿るとされた。エジプトのヘリオポリス創世神話では、ベンベンは原初の水ヌンから最初に顔を出し、神が最初に降り立った原初の丘のこと。ベンベン石はピラミッドやオベリスクの頂上に置かれ、これらの原型とも言われている。

このようにピラミッド、有翼円盤の彫刻、永遠、再生と復活、原初の水ヌンから生まれたなどのシンボルが見られるので、ベンベンも「一なるもの」を表したシンボルという結論。ベンベンは後の時代に各地で作られている。
バチカン市国のサン・ピエトロ広場のオベリスク。

アメリカのワシントン記念塔や、イタリアのローマのナヴォーナ広場のオベリスク。

イギリスのロンドンと、フランスのパリのオベリスク。

宇宙の起源

アフリカ全土の文化

2匹の蛇、虹蛇、創世神話の共通点が見られることから、西アフリカのブードゥー教やフラニ族、マリ共和国のドゴン族、中央アフリカのクバ族へ文化を与えたのは御子という結論だった。アフリカには他にも部族が数多く存在し、それぞれに創世神話や創造神の名が見られ、類似点や共通点も見いだせる。つまりアフリカ全土の各部族に文化、伝統、儀式、芸術、言語を教えたのも御子という結論。

●西アフリカのベナン
蛇神ダンバラーウェイドが夫で、その妻が虹蛇の女神アイダ・ウェッド。この2匹の蛇がブードゥー教のシンボルとして描かれている。

●西アフリカのナイジェリアなどに分布するフラニ族の神話では、巨大な一滴の乳。始まりのとき、巨体な一滴の乳以外には何もなかった。それから創造神ドゥーンダリがやってきて、石を作り出した。

●マリ共和国のドゴン族
はじまりの世界には宇宙すらなく、天の創造神アンマのみが存在していた。アンマは言葉から宇宙を生み、太陽と月を作る。また最初の生命キゼ・ウジを創造し、キゼ・ウジは原初の子宮の「世界の卵」を産む。

●中央アフリカのクバ族
世界の最初には、ただ水しかなかった。そこで巨大な創造神ブンバは、嘔吐(おうと)して太陽、月、星を吐き出した。これらによって光が生じて、世界に熱が生まれ、水が乾いていった。

●ケニア南部からタンザニア北部のマサイ族
マサイ族は27万年前にアフリカで誕生したハプログループAが高頻度で見られる。


Haplogrupos_ADN-Y_África
伝承では天空神エンカイは全てのものの創造者で、天と大地に住んでいた。マサイ族からはタンザニア北部にある火山オルドイニョ(山)・レンガイ(神)は神の山と言われる。これも御子によって作られた火山という結論。

●ケニアのキクユ族
ケニア山の頂上に座する神ンガイを奉ずる一神教。神ンガイはマサイ族からはエンカイと呼ばれている。

神ンガイが頂上に座するという伝承があるケニア山も、御子によって作られたという結論。

●ナイジェリアのヨルバ人
創造神が世界を作った時、世界の始まりは海(海神オクロン)だけであり、そこで創造神は1羽の鳥にフラという薬草を持たせて送り出した。鳥は海神オクロンの上に土を置いて大地とした。そこに5本指の鶏を置くと、鶏を土を引っかいて地面を広げていき、イフェ島ができ上がり、そこから今のような大地ができ上がった。

別の伝承では、世界の最初、地上には最初の海オロクンしかなく、天空は至高神オロルンが支配していた。そこでオロルンは天より降りて海と交わり、オバハラとオドゥドゥアの兄弟を誕生させた。オドゥドゥアは大地を造る。オバハラは粘土で人間を作っていたが、途中で酒を飲んで寝てしまう。このオバハラが作った人間がイグボ族、オドゥドゥアが作った人間がヨルバ族となる。

●ガーナとコートジボワールのアカン人とアシャンティ人
創造神ニャメ(ニャンコポン)は全知全能の空の父。他にも宇宙を創造した神の名はいくつか見られる。オドマンコマ、オボアディ、アナセ・コクロク(偉大な設計者、または偉大なクモ)など。

●西アフリカのニジェール河下流のイボ族
イボ族の王の先祖は天から下って来たが、大地は水に覆われていた。しかたなく、先祖はアリ塚の上に降り立った。創造神が鍛冶屋に命じてふいごを使い、水を乾燥させたことで、初めて水が引いていった。

●南部アフリカのカラハリ砂漠に住む狩猟採集民族サン人
創造神、太陽神であるカグン(カアング、カッゲン)は月も創造した。ヘイツィ・エイビブはサン人の宗教における文化英雄で、死と再生の神でもあり、何度も死に生き返る。ツイ・ゴアブは天空神、雷の神。

 

宇宙の起源

アフリカのムブティ族

アフリカのなかでも特にピグミー族=ムブティ族に高頻度であるハプログループBは紀元前65000年頃にアフリカで誕生したと考えられている。ムブティ族はコンゴの熱帯雨林に住み、タバコを吸う文化を持つ。アフリカに文化を与えたのも御子という結論だったので、このタバコも御子由来となる。

ムブティ族には次のような創世神話がある。「ある日、カメレオンは樹の中を流れる水の音に気づいた。いったいどうしたことだろうといぶかしんだカメレオンは、斧でその樹の幹を断ち割ってみた。するとそこから大量の水が噴出し、大洪水になった。やがて、この水の中からムブティ族のように、肌の明るい人組みの男女が現れた。彼らこそ人類の祖先である。」

大洪水を生き残った男女が人類の始祖となる物語も世界各地で見られる類似点の一つで、御子由来ということ。

宇宙の起源

貨幣制度導入の目的

貨幣制度を導入すると御子が人間に直接干渉しなくても欲望が原動力となり、人間は独自に知性を伸ばし始める。もっと金を稼ぐにはどうすれば良いかと考え、計画を立てたり、新しいものを生み出したり、計算したりする。その繰り返しによって人間の知性は高まり、それに比例して科学技術も発展する。これと反対の例が見られるのが、孤島やアマゾンなどのジャングルに住む未接触部族。こういった原始的な生活を営む部族は男が狩りをし、獲物は女性や子供に公平に分配する。大体が裸で過ごし、森から得られる物で生活品を作る。何千何万年も同じ部族内で変わらぬ生活を営んでいるため同じ習慣が維持され、科学技術などはなく、貨幣制度もない。つまり貨幣制度が導入された民族は2000年初期には飛行機を飛ばし、人工衛星を宇宙へ飛ばし、コンピューターで作業するなど科学の発展が見られたが、貨幣制度がない未接触部族は原始的な生活を送っていた。

進化した部分だけで見れば貨幣社会の方が良く見えてくるが、その分、負の側面も多い。際限のない欲望のため騙し合い、殺し合い、自然環境も破壊し、絶滅する動物も生み出し、人類自らが滅亡の危機に直面している。未接触部族の生活は貨幣がなく大きな欲望が生み出されない分、穏やかで、助け合い、分け合う文化が維持されている。しかし未接触部族でも人殺しが行われるなど、精神性が高いとは言えない側面もある。こういった二つの社会の比較から、御子が貨幣制度を人間に教えた理由として次のことが考えられる。

・知識を広げ、知性を伸ばし、科学技術を発展させるため。
・貨幣制度によって人間の精神性が向上することはないが、知性が伸び、理解できることが増えると、精神性の重要さに気づくことができるようになる。例えば環境破壊が進み人類滅亡の危機に直面すると、人間は自らの行為を正そうとし始め、それを繰り返さないように気をつける。それによって成熟した考えを持つ人物へと成長する。

このように人間がやがて自立し、成熟した物の考え方ができるように、ヒントやきっかけの一つとして教えたのが貨幣制度という見方ができる。